Q&A集

「法律上、産業廃棄物処理委託契約書に必ず記載しなければならない事項」とは、どんな内容ですか?
書類に不備があった場合はどんな罰則を受けるのですか?

廃棄物処理法施行令第6条の2第3号・施行規則第8条の4の条文に基づき、以下のとおり法定記載事項が定められています。

収集運搬、処分契約書の共通記載事項

○産業廃棄物の処理を委託する際に必要な記載事項

  • (1) 委託する産業廃棄物の種類及び数量
  • (2) 委託契約の有効期限
  • (3) 委託者が受託者に支払う料金
  • (4) 受託者の事業の範囲
  • (5) 委託者の有する、適正処理のために必要な次の事項に関する情報
    • ア)「性状」及び「荷姿」に関する事項
    • イ)「通常の保管状況の下での腐敗、揮発など性状の変化」に関する事項
    • ウ)「他の廃棄物との混合等により生ずる支障」に関する事項
    • エ)委託する産業廃棄物が廃パソコン、廃ユニット形エアコン、廃テレビ受信機、廃電子レンジ、廃衣類乾燥機、廃電気冷蔵庫、廃電気洗濯機である場合には、「JIS C0950号に規定する有害物質(鉛等6物質)の含有マークの表示」に関する事項
    • オ)石綿含有産業廃棄物が含まれている場合には、その事項
    • カ)その他「取り扱う際に注意すべき事項」
  • (6) 「委託契約期間中における当該産業廃棄物に係る性状等情報の変更があった場合の当該情報の伝達方法」に関する事項
  • (7) 受託業務終了時の受託者の委託者への報告に関する事項
  • (8) 委託契約を解除した時の未処理産業廃棄物の取り扱いに関する事項

収集運搬の場合の記載事項

○運搬を委託する際に必要な記載事項

  • (9) 運搬の最終目的地の所在地

○受託者が積替え保管をする場合は次も含む

  • (10) 積替え又は保管の場所に関する事項

処分の場合の記載事項

○処分を委託する際に必要な記載事項

  • (11) 処理施設の所在地、処分又は再生の方法及び処理能力

○処分後に残さが発生する場合は次も含む

  • (12) 最終処分場の場所の所在地、最終処分の方法及び処理能力

また、処理委託契約書を作成しないなどの、委託基準に反した方法で産業廃棄物の処理を委託すると、委託基準違反として、法第26条の「3年以下の懲役または300万円以下の罰金」に処せられます。

【 参考 】
委託契約書に添付しなければならない書面

収集運搬
  1. 委託先が産業廃棄物処理業者の場合は産業廃棄物収集運搬業許可証の写し
  2. 産業廃棄物の再生利用又は広域処理、無害化処理認定の認定証の写し
  3. その他、受託者が他人の産業廃棄物の運搬を業とできる者であって、委託しようとする産業廃棄物の運搬がその事業の範囲に含まれることを証する書面
処分
  1. 産業廃棄物許可業者の場合は産業廃棄物処分業許可証の写し
  2. 産業廃棄物の再生利用又は広域処理、無害化処理認定の認定証の写し
  3. その他、受託者が他人の産業廃棄物の処分又は再生を業とできる者であって、委託しようとする産業廃棄物の処分又は再生がその事業の範囲に含まれることを証する書面