ごあいさつ

未来は、信頼から生まれる。
大栄環境グループは、この言葉を大切にし、廃棄物処理・資源循環をコア事業として環境に係る幅広い事業を展開してまいりました。
循環経済や脱炭素が求められる社会状況の中で、廃棄物処理や資源循環のあり方を問い直すべき時期にあると考えております。人口減少が進む自治体は、財源等の課題から、公設での一般廃棄物処理の整備・運営が困難な状況に陥っている場合も少なくなく、民間資金を活用した廃棄物処理施設の整備・運営や一般廃棄物処理の民間処理事業者への委託が増えつつあります。また近年、自然災害が多発・大規模化しており、大量の災害廃棄物を迅速かつ安全に処理するため、民間処理事業者の担う役割が一層重要となっております。
このような経営環境の中、当社グループは、5つの重要課題(マテリアリティ)を特定し、これらの課題解決に向けて、新たな中期経営計画(D-Plan2028)を策定いたしました。一般廃棄物と産業廃棄物の一体的処理が当たり前となるように廃棄物処理のあり方を変えていくことや、動脈市場への高品質な原材料の供給者となるべく資源循環のあり方を変えていくことにより、「カーボンニュートラルの実現」、「循環経済の実現」、「廃棄物処理コストの抑制」という社会的価値を生み出し、そのことを通じて、当社は「社会からの信頼」や「持続的な成長」という価値を得ることにより、グループとしての価値最大化を進めてまいります。
引き続き、皆さまからの格別のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長
金子 文雄