ガバナンス Governance
基本的な考え方
大栄環境グループは、お客さまや社会からの信頼に応え、企業価値を高めていくために、
「経営の公正性と透明性の向上」「取締役会・監査等委員会の監督機能の充実」を図り、
企業競争力の強化、迅速かつ合理的な意思決定の確保、透明性の高い健全な経営に取り組んでいます。
また「内部統制基本方針」を制定し、内部統制システムを整備することにより、
適法かつ効率的に業務を執行する体制を確立しています。
コーポレート・ガバナンス早見表
| 機関設計の形態 | 監査等委員会設置会社 | |
|---|---|---|
| 取締役会の議長 | 代表取締役社長 | |
| 取締役の人数 | 4人 | |
| うち、社外取締役 | 1人 | |
| 社外取締役のうち独立役員に指定されている人数 | 1人 | |
| 取締役(監査等委員)の人数 | 3人 | |
| うち、社外取締役(監査等委員) | 2人 | |
| 取締役(監査等委員)のうち独立役員に指定されている人数 | 2人 | |
| 取締役の任期 | 1年 | |
| 取締役(監査等委員)の任期 | 2年 | |
| 執行役員制度の採用 | 採用 | |
| 任意諮問委員会の設置 | 指名・報酬諮問委員会 | |
| 業績連動報酬制度の導入 | あり | |
| 会計監査人 | 仰星監査法人 | |
コーポレート・ガバナンス体制
当社は2024年6月26日に監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行しました。取締役である監査等委員が取締役会における議決権を有し、さらに、社外取締役が過半数を占める監査等委員会が「適法性監査」に加えて「妥当性監査」を行うことで、取締役会の監督機能を強化していきます。 また、コーポレート・ガバナンス体制の強化を図るため、リスク管理・コンプライアンス委員会などを設置するとともに、迅速な意思決定や機動的な業務執行、グループ経営を図るため、グループ経営会議を設置しています。
コーポレート・ガバナンス体制図
機関設計の形態と採用理由
当社は2024年6月26日に監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行しました。取締役会の監督機能を強化するため、取締役である監査等委員が取締役会における議決権を有し、さらに、社外取締役が過半数を占める監査等委員会が「適法性監査」に加えて「妥当性監査」を行う、監査等委員会設置会社を選択しています。
また、コーポレート・ガバナンス体制の強化を図るため、リスク管理・コンプライアンス委員会などを設置するとともに、迅速な意思決定や機動的な業務執行、グループ経営を図るため、グループ経営会議を設置しています。
ガバナンス体制強化の変遷
- 2020年4月リスク管理・コンプライアンス委員会を設置
- 2020年6月グループ経営会議を設置
- 2021年6月監査役会を設置
- 2021年12月指名・報酬諮問委員会を設置
- 2022年9月サステナビリティ推進委員会を設置
- 2024年6月監査等委員会設置会社へ移行
- 2025年4月リスク管理・コンプライアンス委員会の配下に情報セキュリティ委員会を新設
コーポレート・ガバナンス体制の概要等
コーポレート・ガバナンス体制の概要(2026年6月末から本新体制に移行)
① 取締役会
| 目的・内容 | 経営に関する重要事項の意思決定を行っており、独立社外取締役の選任により、経営の透明性を確保しています。なお、当社は定款において、重要な業務執行の決定の全部または一部を取締役に委任することができる旨を定めており、権限移譲により迅速かつ的確な意思決定を図っています。 |
|---|---|
| 開催頻度 | 原則毎月1回 |
| 構成人数 | 7人(社内4人、社外3人) |
| 議長 | 代表取締役社長執行役員 下田 守彦 |
| 構成員 | 代表取締役会長、代表取締役社長執行役員、取締役、社外取締役、取締役(常勤監査等委員)、社外取締役(監査等委員)2人 |
| 2026年3月期の主な議題 *当時の取締役会は旧体制 |
1.中期経営計画「D-Plan2028」策定の審議 |
| 2.重要課題(マテリアリティ)のアクションプラン、KPI策定の審議 | |
| 3.株式会社スカラベサクレの一部株式取得の審議 |
② 監査等委員会
| 目的・内容 | 取締役の職務の執行状況について情報共有・意見交換を行うとともに、常勤監査等委員より重要な会議体での監査状況、社内文書の閲覧結果等について報告を行い、監査室や会計監査人との連携についても協議します。 |
|---|---|
| 開催頻度 | 原則毎月1回 |
| 構成人数 | 3人(社内1人、社外2人) |
| 委員長 | 取締役(常勤監査等委員) 峯森 章 |
| 構成員 | 取締役(常勤監査等委員)、社外取締役(監査等委員)2人 |
| 2026年3月期の主な議題 *当時の取締役会は旧体制 |
1.M&A後の企業結合に関しのれん等の会計処理及び監査法人との協議状況 |
| 2.事故・災害発生状況及び対策 | |
| 3.エンゲージメントサーベイの全社ベース結果および推移 |
③ 指名・報酬諮問委員会
| 目的・内容 | 指名・報酬等に関する手続の公正性・透明性・客観性を強化し、コーポレート・ガバナンスの充実を図るため、取締役の選解任の方針および基準、取締役の報酬体系、報酬決定の方針など、取締役会から諮問を受けた事項について審議し、取締役会に対して答申しています。 |
|---|---|
| 開催頻度 | 1年に1回以上 |
| 構成人数 | 3人(社内1人、社外2人) |
| 委員長 | 社外取締役(監査等委員) 村井 一雅 |
| 構成員 | 社外取締役(監査等委員)、代表取締役社長執行役員、社外取締役 |
| 2026年3月期の主な議題 *当時の指名・報酬諮問委員会は旧体制 |
1.譲渡制限付株式報酬制度の改訂 |
| 2.次世代経営体制の移行による役員人事 |
④ グループ経営会議
| 目的・内容 | グループ経営の最適化を図るため、大栄環境グループの経営に係る意思決定を全社的な観点で行っています。必要に応じてグループ子会社を含む関係者も出席します。 |
|---|---|
| 開催頻度 | 原則毎月1回 |
| 構成人数 | 13人(社内13人、社外0人) |
| 議長 | 代表取締役社長執行役員 下田 守彦 |
| 構成員 | 代表取締役会長、代表取締役社長執行役員、取締役、取締役(常勤監査等委員)、専務執行役員3人、常務執行役員経営管理本部長兼経理部長、常務執行役員総合政策本部長、常務執行役員技術部長、常務執行役員営業本部長、常務執行役員事業本部長兼事業部長、執行役員営業副本部長兼関西営業部長 |
| 2026年3月期の主な議題 *当時のグループ経営会議は旧体制 |
1.子会社単年度経営計画の審議 |
| 2.相生エコサービス株式会社の焼却等熱処理施設の設備投資の審議 | |
| 3.子会社の規程制定、改定の審議 |
⑤ リスク管理・コンプライアンス委員会
| 目的・内容 | リスク管理に関して標準的な事項を定め、リスク発生の防止とコンプライアンスの徹底を行うことにより、大栄環境グループの損失の最小化および社会的信用の向上に努めています。また、同委員会の配下に情報セキュリティ委員会を設置し、情報漏洩リスクの低減するため管理体制の強化を図っています。 |
|---|---|
| 開催頻度 | 四半期に1回以上 |
| 構成人数 | 5人(社内5人、社外0人) |
| 委員長 | 代表取締役社長執行役員 下田 守彦 |
| 構成員 | 代表取締役社長執行役員、取締役(常勤監査等委員)、常務執行役員経営管理本部長兼経理部長、経営管理副本部長兼総務部長、監査室長 |
| 2026年3月期の主な議題 *当時のリスク管理・コンプライアンス委員会は旧体制 |
1.当社グループ内のコンプライアンスリスク再発防止の審議 |
| 2.2026年3期コンプライアンス年間教育策定の審議 | |
| 3.2026年3月期事業リスク年度計画(リスク評価・予防策)の審議 |
⑥ 賞罰委員会
| 目的・内容 | 就業規則に定める懲罰に関する規定の厳正妥当な運用を通じて経営の健全化に努めています。 |
|---|---|
| 開催頻度 | 都度 |
| 構成人数 | 5人(社内5人、社外0人) |
| 委員長 | 常務執行役員 経営管理本部長兼経理部長 釘宮 新一 |
| 構成員 | 常務執行役員経営管理本部長兼経理部長、取締役(常勤監査等委員)、人事部長、経営管理副本部長兼総務部長、監査室長 |
| 2026年3月期の主な議題 *当時の賞罰委員会は旧体制 |
従業員の懲戒に関する事項 |
| 就業規則に定める懲罰に関して、審議を行っています。 |
⑦ サステナビリティ推進委員会
| 目的・内容 | サステナビリティ基本方針の策定・改定、重要課題(マテリアリティ)の特定、社会課題の解決に向けた目標設定と進捗管理を行います。また、取締役会からの諮問により、サステナビリティ推進の観点から経営計画についての議論を行い、取締役会に対して答申しています。 |
|---|---|
| 開催頻度 | 1年に2回以上 |
| 構成人数 | 9人(社内9人、社外0人) |
| 委員長 | 代表取締役社長執行役員 下田 守彦 |
| 構成員 | 代表取締役会長、代表取締役社長執行役員、取締役、取締役(常勤監査等委員)、常務執行役員経営管理本部長兼経理部長、常務執行役員総合政策本部長、常務執行役員営業本部長、常務執行役員事業本部長兼事業部長、IR・サステナビリティ推進部長 |
| 2026年3月期の主な議題 *当時のサステナビリティ推進委員会は旧体制 |
1.中期経営計画(2026年3月~2028年3月)構成案に関する議論 |
| 2.マテリアリティのアクションプラン・KPIの設定 | |
| 3.ビジネスと人権 | |
| 4.人的資本経営に関する進捗報告 |
⑧ 監査室
当社グループの内部監査を実施しており、代表取締役社長執行役員直属の組織として業務執行部門からの独立性を確保しています。また、監査等委員や会計監査人とも連携し、実効性のある内部監査を実施しています。
⑨ 執行役員
意思決定と業務執行の分離による迅速な業務執行を図るため、執行役員制度を導入しています。
企業統治に関するその他の事項
(1)内部統制システムの整備の状況
当社グループの業務の適正を確保するための体制の整備状況は以下のとおりであります。
① 企業集団における業務の適正を確保するための体制
- ・当社グループとしてのガバナンス体制構築のため、⼦会社管理の担当部⾨と権限、担当役員、執⾏役員を定める。
- ・「関係会社管理規程」を定め、⼦会社管理の基本⽅針を明確にし、⼦会社管理部⾨は各⼦会社の経営上の重要事項について事前に承認・報告を受ける。
- ・当社の担当役員、執⾏役員は、定期的に当社の取締役会に業務執⾏状況・財務状況等を報告する。
- ・当社の監査室による⼦会社の監査を実施する。
- ・危機発⽣時における当社への連絡体制を整備する。
② 取締役及び使⽤⼈の職務の執⾏が法令及び定款に適合することを確保するための体制
- ・取締役及び使⽤⼈が遵守すべき具体的⾏動基準として「⼤栄環境グループ・ビジネス・コンダクト・ガイドライン」を制定するほか、定款及びその他の社内規程を遵守し、⾏動する。
特に反社会的勢⼒との関係遮断については、「反社会的勢⼒排除規程」等の規程を整備し、全社⼀体の毅然とした対応を徹底する。 - ・法令や定款に違反する⾏為を発⾒した場合の「内部通報制度規程」を制定し、内部通報体制を構築するとともに、全役職員を対象とした年1回の研修等を通じて、周知徹底を図る。
- ・取締役は、重⼤な法令違反その他社内規程の違反に関する重要な事実を発⾒した場合には、直ちに当社の監査等委員会(監査役を置く⼦会社については監査役)に報告するとともに、遅滞なく取締役会(⼦会社については取締役会及び当社の取締役会)に報告する(取締役会⾮設置の⼦会社については、直ちに社⻑に報告するとともに、遅滞なく当社の取締役会に報告する)。
- ・当社は、当社グループの被監査部⾨から独⽴した監査室を設置し、内部監査体制を整備する。
③ 取締役の職務の執⾏が効率的に⾏われることを確保するための体制
- ・取締役会の運営に関することを「取締役会規程」に定めるとともに取締役会を⽉次で開催するほか、必要に応じて臨時開催する。
- ・「職務権限規程」を制定し、意思決定事項のうち、取締役会に留保される事項及び社⻑、執⾏役員、部⾨⻑に委任される事項を規定する。
④ 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
経営に関する重要文書や重要情報、秘密情報、個人情報について、法令及び「文書取扱規程」に従い、定められた期間、保存・管理する。
⑤ 反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方及びその整備状況
- ・当社グループは、社会の秩序や企業の健全な活動に脅威を与える反社会的勢力とは一切関わりを持たず、反社会的勢力からの不当な要求に対しては、毅然とした態度で臨むものとする。
- ・当社の経営管理本部総務部を中心に、弁護士、警察等の外部専門機関と連携、情報を収集し、反社会的勢力排除のための社内体制の整備を推進する。
⑥ 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
- ・リスク管理は、「リスク管理・コンプライアンス規程」に基づき、一貫した方針の下に、効果的かつ総合的に実施する。
- ・当社グループの財務報告に関する内部統制を整備し、「財務報告に係る内部統制規程」を制定し、財務報告の信頼性を確保する。
⑦ 監査等委員への報告に関する体制
取締役及び使用人は、当社の監査等委員からの要請に応じ、職務の執行に関する事項を報告する。
⑧ 監査等委員の職務を補助すべき使用人に関する事項及び使用人の取締役からの独立性に関する事項
当社の監査等委員会は、「監査等委員会規程」に従い、当社の監査等委員の職務を補助すべき使⽤⼈を配置する。
⑨ その他監査等委員の監査が実効的に⾏われることを確保するための体制
- ・当社の監査等委員は、重要な意思決定の過程及び業務執⾏の状況を把握するために、重要な会議への出席、社⻑との意⾒交換及び会計監査⼈と連携を⾏う。
- ・当社の監査等委員は、当社の監査室と連携し、各部・事業所及び当社グループ⼦会社への往査を適時実施する。
(2)リスク管理体制の整備の状況
当社グループは、「リスク管理・コンプライアンス規程」に基づき、代表取締役社⻑執⾏役員を委員⻑とするリスク管理・コンプライアンス委員会において、リスク管理に関して標準的な事項(各部⾨における対応すべきリスクの洗い出し、識別、分析及び対応策の検討)を定め、重⼤な物的・⼈的損害を伴う事故及び違法⾏為等経営への影響が特に⼤きい重要なリスクについて、取締役会に付議・報告することで、当社グループ全体のリスクを統合的に管理しております。
また、当社グループ全役職員の⾏動規範として、「⼤栄環境グループ・ビジネス・コンダクト・ガイドライン」を策定しており、当社グループ全役職員約3,400名に対しコンプライアンス教育を実施し、損失の最⼩化及び社会的信⽤の向上を図っております。事業継続計画(BCP)の適⽤となるものについては、別途定める「事業継続計画書」において対応⽅針を規定しております。
リスクの発⽣時には、リスク管理・コンプライアンス委員会を中⼼に発⽣部⾨と所管部⾨が連携し対応策を講じるとともに、重要なリスクが発⽣し、全社的な対応が必要であると判断した場合においては、リスク管理・コンプライアンス委員会を開催し、迅速かつ適正に対応することで当社グループの損失⼜は不利益の最⼩化を図ります。
当社グループで発⽣したリスクに対し再発防⽌策を講じた場合には、取締役会に報告するとともに、グループ内で共有することにより、同様のリスクが発⽣しないよう徹底を図っております。
(3)責任限定契約の内容の概要
当社は、会社法第427条第1項の規定により、社外取締役について、同法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。これは、社外取締役が職務を遂⾏するにあたり、その能⼒を⼗分に発揮して、期待される役割を果たしうる環境を整備することを⽬的とするものであります。ただし、当該契約に基づく責任の限度額は、法令が規定する額としております。
(4)補償契約の内容の概要
当社は、金子文雄氏、下田守彦氏、大田成幸氏、村上知子氏、峯森章氏、村井一雅氏、北嶋紀子氏との間で、会社法第430条の2第1項に規定する補償契約を締結しており、同項第1号の費用及び同項第2号の損失を法令の定める範囲内において当社が補償することとしております。
ただし、当該補償契約によって会社役員の職務の執行の適正性が損なわれないようにするため、自己もしくは第三者の不正な利益を図る場合、当社に損害を加える目的で職務を執行したことが判明した場合、その職務を行うにつき悪意又は重過失があったことにより損害賠償を請求された場合、情報提供・報告を怠った又は遅延した場合には、補償の対象としないこととしております。
(5)役員等賠償責任保険契約の内容の概要
当社は、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しております。当該保険契約の被保険者の範囲は当社及び子会社に属する①役員、②管理職従業員、③従業員(不当な行為に起因するものに限る)であり、被保険者は保険料を負担しておりません。当該保険契約により被保険者の会社に対する損害賠償責任と第三者に対する損害賠償責任の損害が填補されることとなります。ただし、被保険者の職務の執⾏の適正性が損なわれないようにするため、故意または重過失に起因する場合には填補の対象としないこととしております。
(6)取締役の定数
当社の取締役は10名以内、そのうち監査等委員である取締役は5名以内とする旨定款に定めております。
(7)取締役の選任の決議要件
当社は、取締役の選任決議について、議決権を⾏使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって⾏う旨定款に定めております。また、取締役の選任決議は、累積投票によらないものとする旨定款に定めております。
(8)株主総会の特別決議要件
当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。
(9)取締役会で決議できる株主総会決議事項
- ・剰余⾦の配当等の決定機関
当社は、会社法第459条第1項に掲げる事項について、取締役会決議をもって定めることができる旨定款に定めております。これは剰余⾦の配当等を取締役の権限とすることにより、株主への機動的な利益還元を⾏うことを⽬的とするものであります。 - ・中間配当
当社は、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議によって毎年9⽉30⽇を基準⽇として、中間配当を⾏うことができる旨定款に定めております。これは、株主への機動的な利益還元を可能にするためであります。 - ・責任免除
当社は、会社法第426条第1項の規定により、任務を怠ったことによる取締役(取締役であった者を含む。)及び監査役であった者の損害賠償責任を、法令の限度において、取締役会の決議によって免除することができる旨定款に定めております。これは、取締役が期待される役割を⼗分に発揮し、適切な⼈材を継続的に確保することを⽬的としております。
取締役会の実効性に関する評価結果の概要について
2026年5月26日
大栄環境株式会社
取締役会の実効性に関する評価結果の概要について
当社は、取締役会全体が適切に機能しているかを検証し、課題認識や取締役会全体の機能向上を図ることを目的として、取締役会の実効性に関する分析・評価を実施いたしましたので、その結果の概要を下記のとおり、お知らせいたします。
1. 評価方法
2026年4月に全ての取締役を対象として、取締役会の実効性に関するアンケートを第三者機関の協力のもと実施し、その集計結果の報告を踏まえた上で、取締役会における分析及び討議を通して、評価及び課題の共有を行い、今後の取組みについて協議いたしました。
なお、アンケートにおける評価項目は、以下のとおりです。
- <評価項目>
-
- 1.取締役会の構成
- 2.取締役会の運営
- 3.取締役会の議論
- 4.取締役会のモニタリング機能
- 5.社外取締役のパフォーマンス
- 6.取締役に対する支援体制
- 7.トレーニング
- 8.株主(投資家)との対話
- 9.ご自身の取組み
- 10.指名・報酬諮問委員会の運営
- 11.監査等委員会
2. 評価結果の概要
評価項目全般にわたって、一定の取組み及び改善がなされたことにより、適切であることが確認され、引き続き、取締役会の実効性は確保されているものと評価しました。
- ① 取締役会は、各担当分野における必要な知識と能力を有している社外取締役を含めて構成されており、適切な体制となっている
- ② 取締役会の開催頻度、審議時間、資料の内容・分量は適切である
- ③ 取締役会の審議において、自由に発言できる雰囲気であり、活発に議論ができている
また、詳細な説明が必要な議案については、社外取締役に対して、事前に説明会が実施されており、活発な議論が行える体制が構築できている - ④ 内部統制に関する事項や全社的リスク管理体制の整備・運用について、十分な議論がなされている
一方で、以下の事項を、継続的な取締役会の実効性確保のための今後の課題と認識しております。
- ① M&Aにより増加する子会社へのモニタリング機能を強化する必要がある
- ② 子会社の経営陣から、経営状況や中期経営計画等の進捗状況について報告する機会を確保する必要がある
- ③ 持続的に株主との対話機会及び質の向上を維持・向上させる必要がある
- ④ 企業の持続的成長のため、多様な人財をいかに確保、育成するか、また中核人財の育成や社内環境整備について議論を深める機会が必要
3. 実効性向上に向けた施策
今回の実効性評価の結果を受け、以下の施策を講じることで、取締役会の更なる審議の充実と実効性の向上に努めてまいります。
- ① 子会社管理を所管する執行役員を選任しモニタリング機能を強化
- ② 子会社の経営陣による業務執行状況報告の機会確保
- ③ 個人投資家を含めた株主との対話機会及び質の継続的な向上
- ④ 多様な人財確保と中核人財の育成に関する議論機会の確保
以上
役員の状況
取締役
男性5名、女性2名(取締役のうち女性の比率28.6%)
| 役職名 | 氏 名 |
|---|---|
| 代表取締役会長 | 金子 文雄 |
| 代表取締役社長 | 下田 守彦 |
| 取締役 | 大田 成幸 |
| 社外取締役 | 村上 知子 |
| 取締役(常勤監査等委員) | 峯森 章 |
| 社外取締役(監査等委員) | 村井 一雅 |
| 社外取締役(監査等委員) | 北嶋 紀子 |
取締役の在任期間、所有株式数、役会への出席状況
執⾏役員
当社では、意思決定と業務執行の分離による迅速な業務執行を図るため、執行役員制度を導入しており執行役員は次のとおりです。
| 役職名 | 氏 名 | 役職名及び担当 |
|---|---|---|
| 社長執行役員 | 下田 守彦 | - |
| 専務執行役員 | 出射 邦彦 | 会長特命担当 |
| 専務執行役員 | 鰐部 仁 | 子会社管理担当 |
| 専務執行役員 | 下地 弘章 | 事業担当 |
| 常務執行役員 | 釘宮 新一 | 経営管理本部長兼経理部長 (経営管理担当) |
| 常務執行役員 | 大塚 健護 | 総合政策本部長 (総合政策担当) |
| 常務執行役員 | 山田 眞 | 技術部長 (技術担当) |
| 常務執行役員 | 濱嶋 弘之 | 営業本部長 (営業担当) |
| 常務執行役員 | 前山 泰彦 | 三重中央開発株式会社常務取締役三重事業所長 (三重中央開発株式会社運営担当) |
| 常務執行役員 | 中村 龍男 | 関東本部長株式会社兼株式会社共同土木代表取締役 (関東エリア事業担当) |
| 常務執行役員 | 山口 渉 | 事業本部長兼事業部長 (事業副担当) |
| 執行役員 | 久保 昭典 | 営業本部副本部長兼関西営業部長 (営業副担当) |
取締役のスキルマトリックス
当社の取締役は、知識・経験・能力等をバランスよく備えた人材で構成しています。多角的な視点から取締役会での議論の質を向上させ、コーポレート・ガバナンス体制を強化するべく、取締役のスキルマトリックスは次のとおりです。
| 対象者 | スキルマトリックス | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 氏名 | 役職 | 企業経営 | 法務・コンプライアンス | リスク管理 | 財務・会計・税務 | 技術・施設管理 | 研究開発 | 営業・マーケティング | ESG・サステナビリティ | 人財育成 |
| 金子 文雄 | 代表取締役会長 | ● | ● | ● | ● | ● | ||||
| 下田 守彦 | 代表取締役社長 | ● | ● | ● | ● | ● | ||||
| 大田 成幸 | 取締役 | ● | ● | ● | ● | ● | ||||
| 村上 知子 | 社外取締役 | ● | ● | |||||||
| 峯森 章 | 取締役(常勤監査等委員) | ● | ● | ● | ● | |||||
| 村井 一雅 | 社外取締役(監査等委員) | ● | ● | |||||||
| 北嶋 紀子 | 社外取締役(監査等委員) | ● | ● | |||||||
重要なスキルとして選定した理由
| 企業経営 | 廃棄物処理業界において業界集約化などにより事業環境が大きく変化する中、企業経営経験に基づく先見性と洞察力を持って、グループ全般の経営及び中期経営計画の推進する行動力が求められることから、「企業経営」を重要なスキルとして特定 |
|---|---|
| 法務・コンプライアンス | 関係法令を遵守し、透明性を重視した経営を徹底するとともに、事業拡大に伴う法的リスクを適切に管理し、グループ全体のガバナンス強化を通じて社会的信頼を堅持する必要があることから、「法務・コンプライアンス」を重要なスキルとして特定 |
| リスク管理 | 廃棄物処理法等に係る法務リスクや安全衛生管理上の事業リスク、M&Aに伴う潜在的リスクを早期に特定・評価し、的確な回避・低減策を講じるとともに、グループ全体のガバナンスを徹底して、社会インフラとしての事業継続性と社会的信頼を確保する必要があることから、「リスク管理」を重要なスキルとして特定 |
| 財務・会計・税務 | 健全な財務体質を維持しつつ、成長投資に向けた資金調達および資本配分を最適化するとともに、上場企業として適正な会計・開示と税務対応を徹底し、成長戦略を支える財務基盤を構築・管理する必要があることから、「財務・会計税務」を重要なスキルとして特定 |
| 技術・施設管理 | 廃棄物の収集から最終処分までのワンストップ体制を安定的かつ効率的に運用し、適正処理と再資源化を両立することで、社会インフラとしての信頼と競争力を確保する必要があることから、「技術・施設運営」を重要なスキルとして特定 |
| 研究開発 | 再資源化技術の高度化や環境負荷を低減する新技術の開発を通じて、脱炭素化等に資する独自技術を創出し、循環型社会の構築に向けた新たな事業モデルの創出を推進する必要があることから、「研修開発」を重要なスキルとして特定 |
| 営業・マーケティング | 民間顧客や自治体等に対し高付加価値な提案を行い、市場開拓を通じてシェア拡大と売上目標の達成を牽引する必要があることから、「営業・マーケティング」を重要なスキルとして特定 |
| ESG・サステナビリティ | 事業を通じて脱炭素・資源循環を推進し、環境・社会・ガバナンスの持続性を高めるとともに、ステークホルダーとの信頼を構築し、企業価値の向上につなげる必要があることから、「ESG・サステナビリティ」を重要なスキルとして特定 |
| 人財育成 | 次世代リーダーの創出や専門性の高い人財の育成に加え、M&A等で多様化する組織の統合を進め、グループ全体の成長を支える組織文化の醸成と人財力の最大化を図る必要があることから、「人財育成」を重要なスキルとして特定 |
取締役会、役員構成の多様性について
当社の取締役会は、男性5⼈、⼥性2⼈で構成し、弁護⼠や公認会計⼠、税理⼠といった専⾨性を有する社外取締役3⼈を選任しており、多様性を考慮した役員構成としています。取締役会では、独⽴役員の多⾓的な視点や専⾨的知⾒から有意義な助⾔をいただいており、⾮常に議論が活性化しています。
役員構成は、独⽴社外取締役の⽐率は取締役のうち3分の1以上を社外取締役として選任することを維持する⽅針としており、具体的な時期や⼈選については未定ですが、ガバナンスの強化および多様性などの観点から、今後中⻑期的な計画として、事業経営経験者などの独⽴社外取締役の追加選任も検討していく⽅針としています。
取締役、社外取締役の選任、候補者の指名方針
サクセッションプラン
役員に対するトレーニング
- ① トレーニングの方針
社外取締役を含む取締役が、当社の重要な統治機関の⼀翼を担うものとして期待される役割・責務を適切に果たすため、その役割・責務に係る理解を深めるとともに、必要な知識の取得や適切な更新などの研鑽の場を提供しています。
- ② 主なトレーニングの内容
社外取締役を含む取締役が、当社の重要な統治機関の一翼を担うものとして期待される役割・責務を適切に果たすため、その役割・責務に係る理解を深めるとともに、必要な知識の習得や適切な更新などの研鑽の場を提供しています。
2026 年3月期は、社内外の取締役が、社外講師による「サステナビリティ関連の最新動向」「経営層向けサイバーセキュリティ研修」を受講し、最新動向について理解を深めました。
社内の取締役は、それに加えて従業員と同様、18項目にわたるコンプライアンス教育を受講しました。
また、社外の取締役に対しては、「事業所視察」「安全巡視活動」「システム運用体制」などの社内運用状況を担当部門から説明した上で、13項目にわたるトレーニングメニューを受講していただき、大栄環境グループの事業理解を深めました。
2027年3月期も引き続き、社内外の取締役に対して、外部講師を招致したコンプライアンス教育を実施するとともに、社外取締役に対しては「事業所視察」や「グループ連結予算方針」「新規設備・新規事業に対する技術支援」などの社内運用状況を担当部門から説明し、13項目にわたるトレーニングメニューを受講していただき、大栄環境グループの事業理解を深める予定としています。
社外役員の状況
当社は独⽴社外取締役3⼈を選任しています。当社では、独⽴社外取締役を選任するための独⽴性に関する⽅針を定めており、⼀般株主と利益相反が⽣じる恐れのない独⽴社外取締役を選任し、経営の独⽴性を確保しています。
⽀配株主との取引が発⽣する場合には、取引条件を⼀般の取引条件と同等とし、少数株主の利益を害することのないように対応します。取引が発⽣した場合は、独⽴社外取締役で構成された特別委員会を設置し審議します。また、「関連当事者管理規程」を制定しており、新規の競業取引、利益相反取引を含む取締役や主要株主などとの間の取引については取締役会の決議を要することとし、取引条件および取引の妥当性などについて⼗分に審議のうえ、意思決定する体制を構築しています。
社外取締役⼜は監査等委員である社外取締役による監督⼜監査と内部監査、監査等委員及び会計監査との相互連携並びに内部統制部⾨との関係
社外取締役は、取締役会への出席・発言等を通じて、独立した立場から経営に関与するとともに、監査室や常勤監査等委員や監査等委員である社外取締役と連携することにより監督機能の強化を図っております。
監査等委員は、取締役会への出席・発言、規程等の社内文書の閲覧等を通じて実効性のある監査を実施しており、監査等委員会において常勤監査等委員とともに監査計画を立案し、監査実施状況の共有等を行っております。
また、会計監査人や監査室の会計監査・内部監査報告を受けるとともに、定期的に会計監査人や監査室と意見交換や情報共有のためのミーティングを実施しており、監督・監査機能を効果的に発揮するために緊密な連携を図っております。
監査の状況
当社における監査は、監査等委員会と監査室が会計監査人と定期的な意見交換の場を設け、監査等委員監査結果、内部監査結果、会計監査結果(四半期レビュー、年度監査)の情報共有を行い、相互補完を行うことによって、それぞれの効果的な監査を実施しています。監査等委員における業務監査は、常勤監査等委員1⼈と社外取締役である監査等委員2⼈で実施しています。また、「監査等委員会規程」に基づき、監査等委員会を毎⽉開催しています。
監査等委員は、取締役会などの重要な会議へ出席するほか、執行に係る重要書類などを確認し、当社および子会社の役員と従業員から監査に必要な情報について随時報告を受けています。また、代表取締役との意見交換を定期的に実施しています。
内部監査は、代表取締役社長直属の組織である監査室が実施しています。監査室は、各部門の業務活動および諸制度の運用状況について、経営目的に照らした監査を行っています。定期的に監査等委員会(月1回)および会計監査人との協議の場を設け(年3回)、効率的な内部監査の実施に努めています。また、内部監査結果に基づいて、被監査部門に指導・助言・勧告を行っています。加えて、監査終了後には、監査意見および被監査部門の意見などを総合的に検討・評価して「内部監査報告書」を作成し、取締役会、代表取締役社長および監査等委員会に報告しています。
監査等委員監査の状況
2026年3月期の監査等委員監査は、32拠点(6社、26部門)を監査対象として、「関係法令の遵守状況」「個別リスクの未然防止」「内部統制システムの構築・運用状況」を重点監査項目として実施しました。
その結果、取締役の職務執行に関する不正行為および法令もしくは定款に違反する重大な事実は認められませんでした。また、ステークホルダーの信頼を確保するため、内部統制の整備状況と運用状況の評価および検討は適切に実施されていました。不備事項は全て期中に是正されており、監査人から統制環境に関連する重要な問題、重要な不備はないとの評価を得ています。
IT全般統制については、新たにサイバーセキュリティ対策システムを導入しました。備えとしては十分なツールですので、今後運用の水準引き上げに注力します。また、情報セキュリティ委員会を設置し、インシデント発生時の対応策をブラッシュアップしました。
内部監査の状況
内部統制の有効性を確保するため、リスクの高い領域の監査を優先的に実施しています。当社および中核法人である子会社の三重中央開発(株)、DINS関西(株)、(株)共同土木は毎年実施し、その他子会社は、2年に1回の頻度で実施しています。監査結果において要改善評価の子会社については、代表取締役社長の指示により毎年実施する方針としています。
2026年3月期の内部監査は、47 拠点(19 社、47部門)を対象に、「関係法令の遵守状況」「安全衛生に関する取り組みおよび遵守状況」「統制とプロセスの有効性と効率性」「拠点運営状況」「過年度監査の指摘事項」を重点的項目として実施しました。結果は、2025年3月期と比較すると、良好、概ね良好となった部門が86.5%から87.2%と0.7ポイント増加し、要改善部門は13.5%から12.8%と0.7ポイント減少しました。また、M&Aにより当社グループに新規参入した子会社においては、販売管理や購買管理等の内部統制における重要プロセスに関するフローが順調に定着し、改善が見られました。
なお、当社グループの重点項目である「関係法令の遵守状況」に関しては、廃棄物処理法、労働安全衛生法などの関係法令の違反等は認められませんでした。
2027年3月期は38拠点(13社、38部門)を対象にするとともに直近の新規参入法人6社のサポートを加え、同様の重点項目で実施し、PDCAを回すことで内部管理体制の有効性を確保していきます。
会計監査の状況
監査法⼈の名称:仰星監査法⼈(継続監査期間 6年間)
仰星監査法人と金融商品取引法上の監査契約を締結し、連結財務諸表および財務諸表の監査を受けています。2026年3月期においては無限定適正意見(すべての重要な点において適正である)を表明されました。
また、会計監査人と監査等委員会、監査室との連携を行い、必要の都度適時に情報交換ができ、共有すべき情報や統一すべき見解は遅滞なく構築できる三者の連携関係が保持されています。常勤監査等委員会が主催して、8月と11月及び2月と5月に年3回、三様監査連絡会を開催し、相互の監査計画ならびにその実施報告など行い、意思の疎通を図る方針としています。
役員報酬
取締役の報酬等は、株主総会の決議をもって定める旨を定款で規定しており、株主総会で決議された限度額の範囲内で役職、在任期間、業績などを総合的に勘案し、決定しています。また、報酬等に関する手続の公正性・透明性・客観性を強化し、コーポレート・ガバナンスの充実を図るため、指名・報酬諮問委員会を設置しており、独立社外取締役を委員長として、代表取締役社長執行役員1人と社外取締役2人で構成しています。指名・報酬諮問委員会においては、取締役の報酬体系、報酬決定の方針など、取締役会から諮問を受けた事項について審議し、その内容を踏まえ最終的に取締役会が決定しています。
取締役※および執行役員を対象に、固定報酬に加えて、株主の皆さまとの一層の価値共有を進めていくことを目的として、「役員報酬規程」に基づき業績目標の達成度合いに応じて変動する業績連動型譲渡制限付株式報酬を導入しています。また、取締役(社外取締役および監査等委員である取締役)の報酬は、固定報酬と譲渡制限付株式報酬により構成されています。
※ 社外取締役および監査等委員である取締役を除く

役員報酬支給額(2026年3月期)
| 役員区分 | 報酬等の総額 (百万円) |
報酬等の種類別の総額(百万円) | 対象となる役員の員数(人) | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 固定報酬 | 業績連動報酬 | 非金銭報酬等 | |||
| 取締役 (監査等委員及び社外取締役を除く) |
122 | 108 | 13 | ― | 3 |
| 取締役(監査等委員) (社外取締役を除く) |
15 | 12 | ― | 3 | 1 |
| 社外役員 | 21 | 17 | ― | 4 | 3 |
- (注)
- 1.取締役(監査等委員を除く)の報酬等の総額には、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まれていません。
- 2.非金銭報酬等は、譲渡制限付株式報酬制度に基づく当連結会計年度における費用計上額を記載しています。
-
3.業績連動報酬等に係る業績指標は連結営業利益であり、当事業年度に支給した業績連動報酬等の算定に係る前事業年度の連結営業利益は21,548百万円です。当該指標を選択した理由は、当該指標が当社グループの企業活動の成果を直接的に表す適切な指標であるとの判断から選択したものです。
当社の業績連動報酬は、業績連動型譲渡制限付株式報酬制度を採用し、取締役会があらかじめ定める、基本割当株式数及び原則として1事業年度(以下、「業績評価期間」)における当社グループの企業活動の成果を直接的に表す連結営業利益の達成度合いに応じて、対象取締役に対して業績評価期間終了後に、譲渡制限付株式を割り当てることとしており、当事業年度に支給した業績連動報酬等の算定に係る前事業年度の連結営業利益は、その前事業年度の連結営業利益から5%以上増加したことから、基本割当株式数の1.5倍の譲渡制限付株式を割り当てています。
関係会社管理
大栄環境グループは、当社とその連結子会社48社、非連結子会社2社、持分法適用関連会社8社、持分法非適用関連会社4社の計62社で構成されています(2026年3月末時点)。
当社は、「内部統制基本方針」を制定し、企業グループにおける業務の適正を確保するための体制を構築しています。関係会社の統制については、「関係会社管理規程」を定め、当社の経営管理本部が中心となって、子会社管理基本方針に基づいて関係会社の業務が円滑に推進できるように適宜指導・支援を行っています。
経営上の重要事項については、グループ経営会議で意思決定しています。また、内部牽制を強化するため、当社から取締役や監査役を派遣するとともに、監査室による内部監査や監査等委員における業務監査を実施しています。
グループガバナンス強化施策の例:経営の透明性とグループ力の向上
| 施策名 | 2026年3月期の実績 | 2027年3月期の取組み |
|---|---|---|
| ① 取締役会の実効性評価 | ✓実効性評価結果に基づく、取締役会審議事項の検証 ✓社外取締役との意見交換会・取締役会事前説明会・事業所見学会の実施 |
・実効性評価結果に基づく、取締役会審議事項の改善 ・社外取締役との意見交換、取締役会事前説明会、事業所見学会の実施 |
| ② 指名・報酬諮問委員会における透明性の確保 | ✓次世代経営体制の移行による役員人事の審議 ✓譲渡制限付株式報酬制度の審議 |
・新体制移行後の役員体制の検証、定着化 ・スキルマトリックスの改定 ・サクセッションプランによる後継者育成の深化 |
| ③ グループガバナンス体制の強化 | ✓購買システムの導入による承認プロセスの透明性の向上 ✓子会社化した法人の統合プロセスの実施 ・規程の導入、コンプライアンス教育 |
✓グループウェアなどの社内ツールおよび申請・文書管理基盤の刷新・統一による統制強化・業務効率化の推進 ✓子会社化した法人の統合プロセスの実施 ・規程の導入、コンプライアンス教育 |
| ④ 労働安全衛生の向上 | ✓休業4日以上の災害:12件 ✓災害リスク低減教育の充実化 ✓5S強化・設備改善 ✓安全巡視パトロールの充実化 |
✓休業4日以上の災害:0件 ✓安全衛生教育の推進 ✓安全専任者活動の推進 ✓リスクアセスメント活動の強化推進 |
| ⑤ 情報セキュリティの強化 | ✓ランサムウェア被害抑制の対応 ・ファイアーウォールリプレイスによる被害の低減 ・VPN廃止による外部侵入リスクの低減 |
✓ID管理強化による不正アクセスの抑制 ✓バックアップ強化によるランサムウェア被害時の早期復旧対策の実施 ✓セキュリティ教育による社員啓発活動の実施 |
政策保有株式
当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上、安定的な資金調達や金融取引等の取引関係の維持、廃棄物処理受注における取引強化などの観点から、政策保有株式として取引先の株式を保有しています。保有株式の状況については、四8期に1度、取締役会に報告しています。当社事業の発展に照らして保有する意義の乏しい銘柄については、適宜株価や市場動向を考慮し、規程に定める決裁を得て売却しています。なお、新規の政策保有株式の取得は行わない方針です。
議決権行使にあたっては、発行会社の中長期的な企業価値の向上に資するかどうかという観点から、議案内容を精査しています。
政策保有株式の保有状況

コンプライアンス
コンプライアンスは、事業の永続性を高め、環境創造企業として進化し続けるために最も重要なものと認識しています。全役職員が遵守すべき具体的行動基準として「大栄環境グループ・ビジネス・コンダクト・ガイドライン」を策定し、これを実践することで、社会から信頼され、必要とされ、誇りを持って働けるグループを目指しています。
コンプライアンス体制図

コンプライアンス教育
2026年3月期は、19項目にわたる教育を実施しました。
- ●「大栄環境グループ・ビジネス・コンダクト・ガイドライン」「インサイダー取引研修」
対象:全役職員、常駐の協力会社の従業員 - ●「情報管理セミナー」や「ハラスメント研修」など11項目
対象:大栄環境グループ全社の全ての役員、従業員、契約社員、パートタイマー、アルバイト、派遣社員、請負契約社員、常駐の協力会社の従業員 - ●「廃掃法セミナー」や「下請法セミナー」など5項目
対象:特に関係する役職員
全ての教育について記録を取ることで、対象者がもれなく受講していることを確認しています。
2027年3月期は19項目の教育を実施する予定です。
腐敗⾏為の防⽌について
大栄環境グループに雇用されている全ての役員、従業員、契約社員、パートタイマー、アルバイト、派遣社員は、国や事業活動を行う地域の関連する法令の遵守を徹底し、直接的又は間接的に、腐敗行為及び腐敗行為に加担する行為を禁止します。
2026年3月期において、反競争的行為、贈賄に関する行政処分、刑事罰の事案は確認されませんでした。
企業倫理基準の定期的な監査
当社は、内部監査、監査等委員会監査に加え、コンプライアンス活動の浸透状況や潜在的な問題の有無を把握するため、定期的に「コンプライアンス意識調査アンケート」を実施しています。アンケート結果は取締役会に報告し、コンプライアンスに関する課題を経営層と共有するとともに、必要に応じて再発防止を講じています。
2026年3月期は、2025年1月に当社および当社連結子会社の全雇用形態の社員(正社員、嘱託社員、契約社員、パートタイマー、アルバイト社員、派遣社員)2,182名にアンケートを実施しました。実施後には、その結果に基づき各部門長に対して経営管理本部総務部が聞き取り調査を実施し、コンプライアンス活動が十分に浸透していること、潜在的な問題がないことを確認しました。なお、これらの対応結果は、2025年9月の取締役会にて報告を完了しました。
万が一問題が生じた場合は、監査室と人事部など管理本部各部門が連携しながら対応します。
内部通報制度
不正行為などの早期発見と是正、コンプライアンス経営の強化を目的に、大栄環境グループの全ての役員・従業員・契約社員・パートタイマー・アルバイト・派遣社員(以下、役職員等)および取引先が内部通報制度を利用できる仕組みとして、社内および社外窓口を設けています。
社内窓口は独立した組織である監査室内に設置していますが、監査室に関連する事案である場合には当社の総務部長または常勤監査等委員に、当社の取締役に関連する事案である場合には当社の監査等委員に通報することができます。また、全役職員等からの組織的または個人的な社内規程違反行為およびコンプライアンス違反などに関する相談に対応しています。社外窓口は、会社と利害関係を有しない外部の弁護士が対応しています。
| 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 社内窓口 | 14 | 10 | 24 | 25 | 25 |
| 社外窓口 | 1 | 5 | 5 | 4 | 6 |
| 合計 | 15 | 15 | 29 | 29 | 31 |
| 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 不正行為など | 0 | 1 | 1 | 5 | 7 |
| 規則・規定違反 | 2 | 4 | 8 | 5 | 8 |
| ハラスメントなど | 9 | 9 | 15 | 10 | 15 |
| 業務改善など | 3 | 1 | 1 | 4 | 1 |
| 人事への不満 | 1 | 0 | 4 | 5 | 0 |
| 合計 | 15 | 15 | 29 | 29 | 31 |
内部通報が発生した場合の対応
内部通報が発⽣した場合は、監査室が中⼼となって関係者のヒアリングなどを⾏い、調査します。また、事業上重要な影響がある事案が発⽣した場合は、常勤監査等委員および独⽴社外取締役に⼀報したうえで、調査を実施し、「リスク管理・コンプライアンス委員会」で協議し迅速に対応します。内部通報の結果に基づき、従業員の処分を⾏うとともに、コンプライアンス教育などの再発防⽌を⾏っています。その結果は、取締役会および監査等委員会に報告しています。
税務
税務に関する基本的な考え⽅
当社は、税務に関するすべての法令を遵守し、誠実で透明性の高い姿勢での行動を重視しています。税務申告や納税に関する適切な手続きを厳格に守り、合法的かつ公正な税務活動を行っています。また、税務リスクの予防と管理に努め、税務に関する疑義や問題が発生した際には、迅速かつ適切に対処し、社会的責任を果たします。さらに、当社は税務申告等の管理体制を強化し、税務コンプライアンスを徹底するため、以下のような取り組みを⾏います。
- 1.内部統制の整備
- 税務に関する業務プロセスを明確化し、適切な監視・チェック体制を整備することで、申告漏れや誤りを防止しています。加えて、重要な税務事項については、社内の専門部署や責任者による承認フローを導⼊します。
- 2.専門知識の活用
- 税務に関する最新の法令・規制の変更を正確に把握するため、税理士や外部の専門家との連携を強化し、必要に応じて専門的な助言を受ける体制を構築します。
- 3.従業員教育の実施
- 従業員に対し、税務に関する法令や内部規定についての定期的な教育・研修を実施し、全社的な税務コンプライアンス意識の向上を図ります。
当社は、これらの管理体制を通じて、法令遵守と透明性の高い税務運営を実現し、持続可能な社会の発展に貢献していきます。
リスクマネジメント
当社は、気候変動や人的資本をはじめとするサステナビリティ課題に対応するため、代表取締役社長執行役員を委員長とする「サステナビリティ推進委員会」において、リスク・機会を特定・評価しています。また、その他の大栄環境グループ全体のリスクは、代表取締役社長執行役員を委員長とする「リスク管理・コンプライアンス委員会」において、特定・評価しています。各委員会は、統一の判断基準に基づいて重要度を決定するとともに、法令・規制などの外部環境の変化に応じてリスク項目などの追加変更や重要度の見直しを行っています。各委員会で重要度が高いと判断したリスクについては、取締役会に付議・報告することで、大栄環境グループ全体のリスクを統合的に管理しています。
サステナビリティ課題に関するリスク
2026年3月期は、年に3回、サステナビリティ推進委員会を開催し、サステナビリティに関する各種方針を議論しました。
中期経営計画については、廃棄物焼却発電施設や最終処分場の持続可能な活用方法などについて、マテリアリティについてはアクションプラン・KPIを設定し、進捗状況を継続的に把握・管理するためのモニタリング方法について議論しました。
人権については、人権デュー・ディリジェンスの運用体制の整備と高度化に関して議論しました。
人的資本経営に関しては主要項目の進捗状況と今後の取り組み方針を取締役会に報告しました。
その他当社グループ全体のリスク
大栄環境グループでは、全役職員の行動規範として「大栄環境グループ・ビジネス・コンダクト・ガイドライン」を定めています。2026年3月期は、2025年10月に同ガイドラインを改訂しました。今回の改訂では、基本方針の見直しに加え、廃棄物処理および情報管理の徹底に関するリスク情報を追記しました。改訂後は、全役職員に対して内容を再周知しました。
子会社の管理体制については、当社から幹部職員を各子会社に常駐させることで、グループ方針の浸透と日常的な業務監督を行っています。また、グループ全体の経理機能を当社に集約することで、財務管理の一元化と透明性の確保および不正リスクの低減を図るとともに、重要事項は、グループ経営会議で意思決定しています。監査面においても、各子会社および当社の双方で内部監査を実施し、グループ横断的なガバナンスの実効性を担保しています。さらに、役職員が不正や法令違反を発見した際には内部通報制度を通じて申告できる環境を整備しており、問題を早期に発見・是正できる自浄機能を備えています。
リスクが顕在化した場合には、「リスク管理・コンプライアンス委員会」で協議のうえ、当該リスクの所管部門が再発防止策を講じます。その内容はリスクが顕在化した部門だけでなくグループ全体に周知し、必要に応じて自己点検を実施して再発防止とリスクの未然防止に努めています。重要度が高いと判断したリスクについては、取締役会に付議・報告し、グループ全体の損失または不利益の最小化を図っています。
リスク見積もりのためのマトリックス表

リスク管理体制図
情報セキュリティ対策
2026年3月期は、情報セキュリティ基本方針の制定、セキュリティ事故対策を整備しました。あわせて、情報資産の洗い出し、リスクの抽出・特定・対応を進め、グループ全体の情報セキュリティを強化しました。
大栄環境グループでは、全役職員の行動規範である「大栄環境グループ・ビジネス・コンダクト・ガイドライン」において、「情報管理の徹底」を重要方針の一つに位置づけ、グループ全体で周知徹底しています。さらに、「情報セキュリティ基本方針」「秘密情報管理規程」「個人情報保護規程」「電子情報セキュリティ実施細則」などの基本方針や社内規程を整備・運用し、情報セキュリティ体制の基盤を構築しています。
情報セキュリティ委員会の活動
当社は、増大するセキュリティリスクへの対応力を高めるため、2025年4月1日付で「情報セキュリティ委員会」を新設しました。委員会は、以下の目的および期待成果に基づき、全社的な取り組みを推進し、その達成に向けた活動状況ならびに以降の取り組み結果を報告しています。
- 目的
-
- ●増大するセキュリティリスクに対処し、当社の情報資産を守る
- ●全従業員のセキュリティ意識向上と体制強化
- 期待成果
-
- ●情報漏洩やサイバー攻撃の未然防止
- ●問題発生時の迅速な対応体制の構築
- ●情報セキュリティポリシーの策定・運用
中期的な取り組み(2026年3月期~2028年3月期)
情報セキュリティ体制をさらに高度化するための重点施策を計画的に実施しています。
重点施策1:情報資産の洗い出し、リスクの抽出・特定・対応
重要資産を洗い出し、優先度の高いシステムを定義するとともに、適切な対応方針を策定しました。
重点施策2:セキュリティ事故対策
情報セキュリティ事故に対する体制を構築しました。
重点施策3:セキュリティ教育(新人教育、体験型教育)
情報セキュリティリテラシーの向上を目的に、従業員を対象とした体験型のセキュリティ教育を実施し、268名が受講しました。
重点施策4:セキュリティ事故訓練
標的型メール訓練を年2回実施し、従業員のセキュリティ意識向上を図りました。
情報リテラシーの向上に向けたKPI(2028年3月期まで)
| 目標 | 2026年3月期実績 | |
|---|---|---|
| 社内セキュリティ教育の受講率 | 95%以上/年 | 97% |
| 標的型メール訓練実施回数 | 年2回 | 2回 |
| 情報セキュリティ委員会の開催数 | 年4回 | 6回 |
情報セキュリティ体制図

事業継続計画(BCP)
「廃棄物処理業務を継続する責任を果たすこと」「事業中断による影響を最小化し、早期復旧を可能にすること」「従業員・協力会社の従業員の安全を確保し、雇用を守ること」を目的として、事業継続計画(BCP)を定めています。
BCPでは、発動基準を定めるとともに、発動時に迅速な対応が取れるよう、対策本部の組織と役割を定めています。また、本部部門社屋が被災して復旧のめどが立たない場合には、地震による被災リスクが小さいと想定している三木リサイクルセンターなどを対策本部の代替拠点として定め、指揮命令系統の喪失といった不測の事態に備えています。大栄環境グループ各事業所においても、重大事故などの発生時の対応手順をそれぞれ定めています。
今後、これらを有機的に結合し、より実践的な内容にブラッシュアップしていく計画です。
災害発生時に大栄環境グループに期待される「循環社会を支える社会インフラ」としての役割を果たせるよう、今後もより良い計画への見直しを継続していきます。






