大栄環境グループ

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2022年10月28日プレスリリース

メタン発酵(バイオガス発電)施設及び堆肥化施設の稼働開始に関するお知らせ

 大栄環境株式会社(本社:大阪府和泉市、代表取締役社長:金子文雄)は、三重県伊賀市でかねてより建設を進めていたメタン発酵(バイオガス発電)施設及び堆肥化施設が完成し、一般廃棄物処理業及び産業廃棄物処分業の許可を取得いたしましたので、以下の通りお知らせいたします。


1.事業開始の趣旨

 当社グループは、持続可能な社会の構築と脱炭素化の実現に向け、再生可能エネルギー供給事業の推進に積極的に取り組んでおり、この度、メタン発酵(バイオガス発電)施設については2022年11月より、堆肥化施設については2022年10月より稼働を開始いたしました。9月28日には竣工式を執り行い、建設工事関係者や地元関係者の皆さまを中心にご臨席いただき、今後の施設の安全を祈願いたしました。

 両施設の稼働は、食品ロスの有効活用に繋がるとともに、メタン発酵施設においては肥料化や飼料化に向かない食品廃棄物からもバイオガスを回収することが可能であり、食品関連事業者にとって資源化率向上といった課題解決にも有効であると考えています。また、堆肥化事業においては、農地土壌の炭素貯留量の増加とGHGの一つである一酸化二窒素の排出削減により環境保全型農業への貢献にも繋がります。廃棄物を資源やエネルギーに変えることで、2050年カーボンニュートラルに向けて貢献してまいります。


2.事業の概要

 両施設は、当社子会社の三重中央開発株式会社三重リサイクルセンターに併設しています。メタン発酵(バイオガス発電)施設は、有機性廃棄物(食品廃棄物・有機汚泥・廃液等)からメタン菌の働きによりバイオガスを取り出します。このバイオガス原料を当社関連会社のリエネルミエ株式会社が買い取り、固定価格買取制度(FIT制度)を活用して売電いたします。堆肥化施設においては、兵庫県三木市でイオングループ様と展開している食品リサイクルループと同様の取り組みを予定しています。


3.事業の内容

〇メタン発酵(バイオガス発電)施設
 所在地   :三重県伊賀市治田字北福澤3680-1 他
 施設の種類 :バイオガス発電施設
 処理能力  :320t/日
 発電規模  :1,980kW(最大出力990kW×2基)※定格設備能力
 年間発電量 :約15,000MWh
 許可品目  :【産業廃棄物】①汚泥 ②廃油 ③廃酸 ④廃アルカリ ⑤紙くず ⑥動植物性残さ
               ⑦家畜ふん尿
               ※上記品目は水銀使用製品産業廃棄物を除く。
               ※①③④は水銀含有ばいじん等を除く。
        【一般廃棄物】①混合ごみ ②し尿処理汚泥
               ※①はメタン発酵施設の処理に適するものに限る。

メタン発酵の流れ

メタン発酵の流れ

〇堆肥化施設
 所在地   :三重県伊賀市治田字道幸田3712-1 他
 施設の種類 :発酵施設
 処理能力  : 92t/日(24h)
 堆肥生産量 :4.6t/日
 許可品目  :【産業廃棄物】①汚泥 ②木くず ③動物性残さ ④家畜ふん尿
               ※上記品目は水銀使用製品産業廃棄物を除く。
        【一般廃棄物】①混合ごみ
               ※①は堆肥化施設の処理に適するものに限る。

食品リサイクルループの流れ

食品リサイクルループの流れ

〇破袋・分別施設
 所在地   :三重県伊賀市治田3680-4
 施設の種類 :破砕施設
 処理能力  :①472.68t/日(12h)
        ② 65.43t/日(12h)
 許可品目  :【産業廃棄物】①廃プラスチック類 ②木くず ③金属くず ④ガラスくず等
               ※上記品目は水銀使用製品産業廃棄物を除く。
               ※①④は石綿含有産業廃棄物を除く。

施設、竣工式の様子

施設、竣工式の様子
施設、竣工式の様子
施設、竣工式の様子
施設、竣工式の様子

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