大栄環境が考えるDX
デジタル化が他の業界よりも遅れているとされている廃棄物処理業界において、脱炭素と循環経済の実現にはDXによる業界全体の革新が不可欠です。
当社グループでは、AI・IoTの活用による工程の省力化や、
動脈ビジネスと静脈ビジネスが相互に資源や廃棄物のデータを共有する業界標準システムの整備を目指しています。
主な取り組み
災害廃棄物処理情報管理システム
大規模な災害が発生した際、廃棄物処理情報の透明化と信頼性の確保を伴う広域処理体制の整備が不可欠です。当社グループが開発した「災害廃棄物処理情報管理システム」は、現場での履歴や画像データを取り込み、処理全体のプロセスをリアルタイムで管理することが可能であり、当社が携わっている災害廃棄物処理現場はもちろんのこと、当社が携わっていない現場においても活用されています。
スマート回収システム
⼈⼿不⾜やコロナ禍での経験によって⾃動化・⾮接触のニーズが⾼まる中、『スマートゴミ箱』や『無⼈回収モビリティ』等の新技術開発を進め、遊興施設での実証実験を⾏うなど、社会実装に向けて産学連携で研究を進めています。
小型家電資源循環技術の開発
廃棄されたスマートフォン等の電子機器にはさまざまな金属が使用されており『都市鉱山』と言われています。それら資源の高効率なリサイクルに向け、官民共同研究開発プロジェクトに参画。膨大な数の製品を分解してデータベースを作り、自動的に選別・分解を行う技術を開発しています。
プラスチック資源循環技術の開発
廃プラスチックの効果的な分別回収・リサイクルはプラスチック資源循環における重要戦略の一つと考え、官民共同研究開発プロジェクトに参画しました。自動選別装置開発のため、収集される廃プラスチックの種類や量、個々の大きさや形状等のデータ収集を進めています。